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2015年07月03日

トレカ屋開業 その34

  7 地元で有名なワルガキ現われる

 普通にパクって、普通に返さない奴もいる。
 手を伸ばして商品を盗るところを見ている。
 売り場にはそのカードがない。相手はそれを持っている。もう、現行犯。
 返せと言っても返さない。
 
「ちょっ……お前、返せよ」
「何―?」
「お前、持っていっただろうが。これ。このカード。お前が右手に持っているやつだ」
「持ってないって!」
「持っているだろ。返せって」
「持ってない。やめてー」
 ふざけている。頭がイカレているのかと思った。
 俺の真横で商品を盗っておいて、これを見逃すわけにはどうしてもいかなかった。
 強く握られたカードはグシャグシャになって売り物にならない。
 だいたいこういう奴は、「助けてー。警察呼んでー」などと言うのだ。
 本当に来られても別にこちらに非があるわけではないが、実際に来られると対応が面倒だ。
 俺は思わず、そいつを投げてしまった。柔道の足技のようなもの。
 周りの子どもに聞くと、この子どもは有名なワルだった。彼のするイタズラはイタズラのレベルではない。完全に迷惑・犯罪のレベルだった。
 悪いことを悪いと思わない人間なのだろう。考え方そのものが一般の人間と違うのだ。
 ――後日、なぜか母親が怒鳴り込んできた。
 
「息子は盗んでないと言っているのに、なぜ手を出した。警察に言うぞ」
「おたくの息子が盗むのを見ていた。それを取り返しただけだ。こっちこそ警察に言うぞ」
 この面倒なやり取り。たまらない……!
 
 一応、話し合いで決着が着いた。
 以前の酔っ払いのケースと同様、この子どもも悪質だったので出入り禁止にするが、また店に来たいという。
 はあ? ふざけるな。こう何度も万引きしてそれを言うか?
 この子どもだけで被害額は万はいっているかもしれないし、それ以上かもしれない。
 これも前に述べたことだが、レジの鍵を盗んだ張本人はこいつだった。
 もう小学六年生。子どもといって大目に見てやることもない。
 事を起こすたびに母親に電話して、息子を引き取ってもらうことにした。
 さすがにこの子どもも懲りただろう、しかしそう思うのは束の間。
 
 俺は三度ほどこの母親を呼んだ。
 ……母親も母親である。もうこいつを店に来させるな。母親なら、そうさせるべきであろう。
 こちらも、何度もこの母親に連絡を取りたくない。
 何が楽しくて俺の携帯の履歴が、この母親の通話履歴でいっぱいにならなくちゃいかん。
 何日たっても万引き癖は直らないようだ。これはある意味病気である。
 しかし同情する気にもなれない。もうこの親子にはうんざりだった。
 一人、二人、問題児がいると、こちらのメンタル面が負けてしまう。
 割合で言うと、一パーセントか二パーセントなわけなのだが。
 
 個人事業は辛い、難しい。うっぷんがたまる。
 真面目に買う人がバカみたいだ。パクリ天国である。
 ……いや、もう頼むからやめてくれ。

posted by サイコー君 at 15:38 | Comment(0) | トレカ屋開業(自作ラノベです) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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