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2014年02月11日

福袋に取り憑かれた女(21)

 ――後日。
「なぁ、みほ。お前ってツイッターとかやってる?」
「え? ……うん、一応やってるけど」
 日曜日、俺はまたみほの家に来ていた。昨日は帰ってからアフィリエイトのことをまた少し調べてみた。近道を探しているわけじゃないけど、やったほうが有利なことや、これだけはやってはいけないこと。そういう決まったルールがあるはずだ。それらを知ることは悪いことではない。むしろ知るべき。――で、俺がこれはいいなと思ったアフィリエイトのやり方がある。それについてみほの意見を聞きたかった。
「フォロワー、どれくらい?」
「五十人ぐらいだけど」
「じゃあフォローも同じ感じか」
「うん。やりとりしてるのって同じ学校の友達か、地元の子ばっかりだから」
「五十ね。そうか、まあそんなもんだよな。……なぁ、その五十人に駿河屋のこと紹介したらフォロワーの皆はどう思う?」
「え……ふーん、で終わるんじゃないの」
「うん。俺もそう思う。駿河屋、つまり通販を利用する人間って基本的に大人だ。高校生も利用するかもしれないけど、クレジットカードとかそういうのあるからな。だからまあ代引きっているシステムが存在するわけだが、まあ基本大人だ。駿河屋はアダルトも商品も多いしね」
「うん……それで?」
「だったら大人に呟いてみたらどうだろう? もちろん今のみほのツイッターアカウントに、大人のフォロワーはいない。いても数人だろ。それも身内や、身近にいる人。せいぜい十人ってとこだ」
「うん」
「ツイッターはなにもアカウントを複数持っていてはいけないなんていう決め事はない。もちろん十個も二十個も作れば目をつけられるだろうが、二個ぐらいは問題ないんだ」
「ツイッターでアフィリエイト用のアカウントを作るってこと?」
「そういうことだ。そこで駿河屋のアフィリエイトリンクを含めたつぶやきをすればいい。フォロワーは多ければ多いほどいいな。今の時代、ブログよりツイッターのほうがいい集客ができる。ブログとツイッターを連携すればさらに強いアフィリエイト媒体になる。やろう! これならいけるかもしれない」
「待って、でも一体誰をフォローするっていうの?」
「そうだな、ゲームやマンガなんかは他のショッピでも買えることができる。それも悪くないんだが、俺としては断然同人誌を勧めたいね」
「同人誌? ……でも、なんで?」
「同人誌が通販で買えるショップ……そんなの駿河屋以外で聞いたことがあるか?」
「ヤフオク? ぐらいしか知らないかな……。でも、同人誌なんて売れるの?」
「売れるさ! たぶんな、俺もその道には詳しくないけど、確かに熱い市場だ。駿河屋のレビューの中にも同人誌を買っている人は多い。そして、売っている人も多い」
「あ、ホントだ……気づかなかった」
「ツイッターで『同人誌』で検索してヒットしたアカウントを片っ端からフォローするんだ。そしたら十人に一人はフォロワーになってくれるぜ」
「でも、そんなに一度にフォローしたらアカウント凍結されてしまうわ。せいぜい一日に十人が限界……」
「そう考えると、一日につき一フォロワーか。一か月でも三十人か。ちっと少ないな。千とか二千とか、フォロワーのついているアカウントも闇(ヤフオクなんか)で売買されているらしいが、そういうのには手は出さないでおこう」
「当たり前じゃない!」
「昔はもっとフォローできたって話だがな。そう、一日に百人とか二百人フォローしても凍結されなかったが今はやばい」
「……わたしにいい考えがある」
「なんだ、それは?」
「へっへー、ちょっと時間かかるけど、うまくいけば爆発的にフォロワーが増やせるわ」
「まさか、ツールを使う気か? それは危険だぞ」
「まさか。修一がヒントをくれたじゃない」
「俺が……この会話の中でか?」
 みほはなぜかそのやり方を教えてくれなかった。理由は俺を驚かせたいかららしい。なんだ、それは?
 しかし、楽しみでもあった。俺がこれ以上口を出すことも、少々やりすぎとも言える。……だったら、お手並み拝見といこうではないか。

 ――一か月後。
 この一か月、俺はみほの家に呼ばれることはなかった。学校でも駿河屋の話を全然しない。俺からたまに声をかけるが、いつもとてもしんどそうにしていた。
 ……なにやってんだよ?
 駿河屋の話はしないし、ブログの話もしないし、アフィリエイトの話もしない。話自体なにもしない。これはおかしい!
 いても立ってもいられなくなり、俺は学校でみほに問い詰める。
「みほ! いい加減にしろよな。自分が今、どんな状態なのかわかっているのかよ? こんなに目にクマなんて作りやがって」
「修一? ……あぁ、そうね。そろそろいい頃合いかもね」
「なんの……ことだ?」
「ツイッター。わたしね、この一か月がんばって……フォロワー一万超えしたよ」
「一万? マジか、それ?」
「うん。今日、放課後見に来ない。……って、別にここでも見れるか。ここで見せてあげるよ」
 みほがケータイを取り出して、ツイッターの画面を見せてくれた。でも……。
「フォロワーが五百しかいってねぇ。これだけでもすごいが、一万には遠く及ばないぞ」
「ふふ、一応これがアフィリエイト用のメインのアカウント。つまり一番手ね」
「一番手? だったらもしかして、二番手、三番手……複数のアカウントを作ったってのか?」
「そう。二十個も作っちゃった。いつ全アカウントが凍結されるか、削除されるかヒヤヒヤしていたんだけどね。でも大丈夫だった。今は一つのアカウントで一日、二十人フォローしてる。知ってた? フォロワーがある程度あったら、それぐらいのフォローはしてもペナルティにならないよね。実体験……こればっかりは自分でやらないとわかんないよね」
「お前……それ、めちゃくちゃ大変だったろ。その、毎回アカウントを変えてフォローするんだろ。それも二十アカウント分を」
「うん。まあね、時間さえかければ誰にでもできるけど……でも、精神的にやっぱりきつかったなぁ〜。同じことの繰り返し。十人フォローしても一人もフォロワーになってくれないときもあった。それに、常にアカウント凍結の恐怖……あはは、おかげで最近全然寝てないや。でも、もうこれでいいかな。だって合わせて一万フォロー、いったんだもん」
 すげぇ……並大抵の気力じゃあこんなことはできない。これを……みほは一か月も続けたってのか。
「なにが……お前をそうさせた? なぜ、こんなにがんばれる?」
「初心を忘れたの? それは駿河屋を愛するが故によ」
 そうか……そうだったな。
 こいつ、根っからのスルガイヤーだったってことかよ。

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posted by サイコー君 at 05:14 | Comment(0) | 福袋に取り憑かれた女(自作ラノベです) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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